『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020』の結果の感想
こんばんは、はくらいです。
いまさらですが、
『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020』
の結果の感想を述べたいと思います。
もちろん私も投票しております。↓その際の記事はこちら
https://imasaraidx.theblog.me/posts/11317210
まずは、2020年の情勢と、結果の全体を通しての感想から
2020年は、コロナショックからのリバインドというかなり動きの大きな一年となりました。
そんな中でも米国の強さ、特に在宅ワークや、巣ごもり需要などに押された、ネットサービスがらみが強かったように思います。
が、後半になって世界的な金配り(給付)と消費がマッチせず、資金のダブつきから投資にお金が流れることにより、リバウンド(株高)となりました。
そんな中で、米国だけでなく、国内や新興国の成長も目に見える状況に。
※現在もその流れは続いていますね。
わたし個人としては、資産流入の状況からも、2019年に引き続きまだまだ米国一強の流れが、今回の投票結果にも表れると思っていたのですが、結果からすると、より「分散」が支持されることとなりました。
ベスト10内に、全世界株式を対象としたファンドが3つ(ベスト20まで見ると6つ)あり、猫も杓子も「S&P500!S&P500!」と言っていたと思っていたのに、前回2位のスリムS&P500は9位に、同じく全米国株式である楽天VTIが6位から11位に落ちています。
さらに、去年10位だったSBIVOO(S&P500)はランキングから外れています。
米国株式のファンドがランクを落としているなか復権してきたのは、
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)が去年13位から8位へ
VTが9位から3位へ
またセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドやスリム8均等なども大きく落とすことなく支持を得ています。
後は、某にも箸にもかからないですが、たわら全世界株式も存在感出してほしいなぁ。
それでは、個別にコメントしていきたいと思います。
第1位:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
前回1位
圧勝ですね。2018年にはFOY2018に間に合わせる形でギリギリのリリースにもかかわらず3位を獲得、その後着実に支持を集め2019年、2020年と2連覇になりました。
私自信は、アセットごとに個別のファンドに投資して私が心地よい比率で積み立てていますが、誰かに投資を相談されたら間違えなくこちらのファンドを進めると思います。
それだけ、実績と説得力があるファンドと考えています。
第2位: <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
前回4位
少し意外でした。
が、スリム先進国やスリムS&P500からスリムオールカントリーに票が流れたことにより、この位置に復帰できたという事でしょう(それぐらいオールカントリーが圧倒的な得票数で、2位以下の上位ファンドは、さほど去年と得票数は変わっていないようです)。
支持者のコメントを見ると、スリムシリーズのような後出しじゃんけんではなく、先陣を切ってのコスト削減を進めているという点で信頼を置いている方が多いと感じました。
第3位:バンガード・ トータル・ワールド・ストックETF(VT)
前回9位
こちらも意外でしたが、圧倒的な低コストと、まさに世界の株式市場全体を買うという分散性が、このタイミングで改めて支持されたものと思われます。
ETFという扱いにくさを越えて、この分野の先駆者として支持を集めたのでしょう。
第4位:セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
前回7位
こちらのファンドの支持も盤石ですね。
私は投資方針として、山崎元さんの考えがベースにある為、バランスファンドは投資対象として考えたことは無いのですが、VTと同様に新規の指示というより、昔から支持している方がぶれることなく支持し続けているという、それだけ信頼におけるファンドであり、セゾン投信(中野会長)であるという事なのでしょう。
第5位: ひふみ投信
前回14位
復権おめでとうございます。私もわずかながら投資対象(ひふみプラス)として積み立てているのでこのランクインはうれしいですね。
2018年後半から2019年における調整で後れを取りましたが、このコロナショックにおいて、見事な運用手腕で盛り返しましたね。
このまま基準価額15万突破まで突き進んでほしいところです。
第6位:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
前回5位
分かりやすさNo.1というところでしょうか?
私も投資を検討する当初、その分かりやすさから投資対象として検討した時期もありますが、知れば知るほど逆に均等割に対してのアンバランスさを感じ、今ではなぜここまで支持されるのかよくわかりません。
それでもなお、ピザのような8均等は美しくもありますね。
第7位:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
前回3位
スリムシリーズを支持する人は、スリムシリーズから離れることなくそのいずれかを支持しているものと思われます。
その中でインデックスファンドの最適解とも言えるオールカントリーの存在によって、個別のアセットからオールカントリーに票が流れた結果と言えるでしょう。
それでも、国内、新興国は不要、また、個別に積み立てたいという層がいてのこの順位と思われます。
第8位:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
前回13位
こちらのファンドがトップ10に入ってくることが、まさに全世界分散を象徴しているようにも思います。
国内は、国内で生活し収入を得ていることですでに比重が大きいという考えや、国内は個別株で運用という考えから、それ以外はこのファンドでという考えも一理ありますからね。
第9位:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
前回2位
私自身、2019年に引き続き、2020年も米国一択論が全盛化と思っていたのでこの陥落は意外でした。
結果世界分散が主流という事で、この結果ですね。
しかし資産流入はぶっちぎりです。
設定日は3ヶ月ほどしか違いがありませんが、1位のオールカントリーと比べても2倍以上の資産総額となっています。
第10位:農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね
前回12位
ここでこういうファンドのランクが上がってくるのが面白いですね。
成功報酬型の信託報酬を設定している変わったアクティブファンドですね。
私としては、基本は時価総額加重平均の全世界株式インデックスへの投資を軸にしており、アクティブファンドはサテライトでひふみに投資している程度です。
このファンドの、報酬の仕組みなどの解説記事も読みましたが、成績が良くなれば良くなるほど、報酬も上がっていくイメージで、理解しきれないのと、成功報酬型が余りお得に感じなかったため、まったく食指は向きませんでした。
第11位:楽天・全米株式インデックス・ファンド
前回6位
こちら私も積み立てており、支持しているファンドです。
支持する理由は、最安値ではないですが低コスト。
S&P500より広く分散。
取りこぼしを嫌う私には米国市場に投資するうえでぴったりです。
第12位:iFreeレバレッジ NASDAQ100
前回無し
レバレッジのかかったファンドも、一定の支持を得ていますね。
コロナショックはありながらも、結果上げ相場となった2020年ならではの結果かと思います。
第13位:MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
前回無し
スリムオールカントリーのETF版ですね。
ETF好きにはありがたいのではないでしょうか?
私としては、ETFにあまりメリットを感じません。
第14位: たわらノーロード 先進国株式
前回11位
おぉ、よかったよかった。ちゃんとランクインしてくれて
私が5票すべてを投じたファンドになります。
今後とも地味に目立っていてください。
第15位: グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)
前回無し
第17位: グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)
前回7位
15位、17位をまとめてコメント
これらのファンドはコロナショックでの成績がいまいちだったイメージがありますが、支持を得てますね。
むしろ楽天・米国レバレッジバランスファンドの方が良かったと思ったのですが、支持を得てませんね。二番煎じであまり知られてないからでしょうか?
第16位: 結い 2101
前回15位
こちらも根強く支持を得ていますね。
多少興味はありますが、アクティブはひふみだけでお腹いっぱいです。
第18位 :eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
前回18位
スリムシリーズ強いですね。
こちらも8均等同様に、3均等であることがアンバランスさを感じてしまいます。
それでもこのバランスが心地いい人も一定数いるという事ですね。
第18位: 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
前回16位
VTは3位なのになぜ、、、
はやり3重課税問題と、コスト競争に乗らないスタンスで支持されないのでしょう。
それでも着実に資産流入はありますが、ぼやぼやしているとランク外に落ちてしまうのでは?
第20位: バンガード・ トータル・ストック・マーケット ETF(略称VTI)
なし
こちらはランク外からのランクイン。
こちらもこちらでVTがあれだけの支持を集めていたり、VTIを買うだけのファンドである楽天VTIが一定の支持があるにもかかわらず、低評価ですね。
まあ、VTにしてもVTIにしても、どちらか一つでいいってことですかね?
とまあ、好き勝手言いました。
2021年はどうなるでしょうね。
根強い支持を受けるファンドに、先生のごとくランク上位をかっさらう新生ファンドが生まれるのでしょうか?
ではでは
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